バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
最終更新:2022/10/29
「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」の続編の公開は予想していました。視聴後、マイケル・J・フォックス、デロリアン、ドグ博士と強いキャラの登場はパート1では終わらないと確信しました。フューチャー=未来、パスト=過去?の混乱もありますがロバート・ゼメキス監督は視聴者の期待通り「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」を発表しました。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観た人は続編の「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」も観ているでしょう。当然、過去にワープしたなら今回は未来にワープする設定は期待通りでした。マーティ・マクフライとジェニファー・パーカーが結婚していることは織り込み済みですが、マクフライ家が不幸になっている意外な展開です。前作にないネガティブ要素が多くあります。スポーツ年鑑を巡るスポーツ賭博がメインストーリーとなっています。マーティ・マクフライとビフ・タネンがスポーツ年鑑を取り合うシーンが主体のなっていることは残念に思いました。前作のアメリカン50Sのポップなエンタメ性がなくなっています。マーティはスポーツ賭博で大金持ちになることを阻止することが正義というチープな役となっています。また、マーティ・マクフライJr.がひ弱でだらしない性格でビフの孫であるグリフの言いなりになって挙句に窃盗容疑で逮捕され懲役20年の刑に処されます。マクフライ家のネガティブな重たい要素があります。ドク博士も1983年に精神異常者として精神病院に入院させられそうになります。ロバート・ゼメキス監督の作品として期待していました。しかし、結果として裏切られた感想になりました。製作総指揮は巨匠スティーヴン・スピルバーグです。ふたりともどうしてしまったのか?残念な作品と思いました。